食欲の秋がやってきました!
長野県に住んでいてよかったなぁと思うのが、果物の生産が豊富なこと!
この時期は美味しいくだものが目白押しで、フルーツに困らない季節です。
特にりんごとぶどうは長野県を代表する果物。
今回は長野のぶどう
・生産されている主な品種
・旬の時期
・おいしいぶどうの産地
・おいしいぶどうの見分け方
をご紹介したいと思います。
長野のぶどうはどんなものがある?
ぶどうって品種がとてつもなく多いんです💦
ぶどう農園の直売所に行くと聞いた事ないぶどうがたくさん!農園さんや地域によっても作っている品種がさまざまですが、そのなかでも特に代表的なものをピックアップしてみました。
まずは ながのけんの ”ぶどう三姉妹”
皮ごと・種なし・甘い・大粒なぶどうだよ
ナガノパープル
名前のとおり、長野県を代表するぶどう!
「巨峰」と「リザマート」の交配品種で、大粒で艶やかな紫黒が美しい。酸味は少なく、巨峰のような濃厚な甘さとすっきりとした後味が特徴です。
栽培には高い技術が求められるそうです。
味わい・特徴
・芳醇で濃厚な甘さ
・酸味は少なく、すっきりとした後味
・収穫時期は大粒ぶどうでは一番早い9月上旬ごろから。
平均糖度18度~21度
シャインマスカット
もう知らない人はいないですよね。
皮ごと、種なしで食べられると言えば ”シャインマスカット”
パリッとした歯ごたえとさわやかなマスカットの香りがたまりません。
ひと昔前は ぶどうの王様といえば巨峰でしたが、今はシャインマスカットじゃないでしょうか?
長野県では、子どもの秋の遠足に持って行くフルーツはシャインマスカットがもはや定番です。
味わい・特徴
・さわやかな甘さと香り
・パリッとした歯ごたえ
収穫時期(露地)9月中旬ごろから
平均糖度19度
クイーンルージュ
2021年にデビューしたばかりで長野県のぶどうの中でも期待の新品種。
「シャインマスカット」 が親品種であり、マスカットのさわやかな香りもありながら、シャインマスカットよりも強い甘さが特徴です。
赤色のぶどうは栽培が難しく、種なし・皮ごと食べられる品種は全国でも数えるほどしかありません。
現在は長野県内でしか栽培できなくて、まだデビューしたばかりなので生産数が少なく、とっても希少なぶどうです。
味わい・特徴
・ぶどう三姉妹の中でも強い甘さ
・さわやかなマスカット香
収穫時期(露地)9月中旬ごろから
平均糖度20度
贈答にしたら絶対に喜ばれる ”ぶどう三姉妹”です
巨峰
もう説明不要ですね、ぶどうの”王様” 巨峰
- 巨峰は、大粒でジューシーな黒ぶどうの品種で、日本国内で広く栽培されています。
- 巨峰の果皮は紫黒色で、粒は10~15gと大きく、果肉はしまっていて多汁です。
- 甘みが強く、やさしい酸味が特徴で、香りも良いことから、長年にわたって人気があります。
シャインマスカットが世に出た時に食べまくって、
ぶどうの王様はシャインマスカットやぁ~!!
と、巨峰には目もくれずシャインマスカットばかりを食べていた数年後、
巨峰を食べたら
うわぁ!美味しいじゃん!
口の中に入れたときの芳醇な香りとジューシーさ!
やっぱり巨峰は王様やぁ!
と一周回って巨峰に戻ってきた私。浮気してごめんなさい。
巨峰は加工してジャムにしてもおいしいし、生クリームとの相性がいいからお菓子づくりにも最適。
お値段も安いので長野の巨峰をぜひ食べてみてね!
ピオーネ
見た目はほぼ巨峰で、見分けがつきません。
粒が巨峰より一回り大きいのが特徴です。
が、粒の大きい巨峰もあったりするので一概に粒が大きからピオーネとは言えません。
贈答するのには【ピオーネ=高級ぶどう】だからいいけど、
自分で食べるなら巨峰でいいかも。(個人の感想)
クイーンニーナ
- 大粒で、見た目にも鮮やかな赤色の種なしぶどう。皮は食べられません。
- 糖度は21度程度と非常に高く、酸味が少ないため、強い甘みが特徴です。
- 果肉がしっかりしており、歯切れが良いです。
デラウェアや巨峰のように果肉を吸うように食べるのは難しく、皮をむいて食べるのがちょっと面倒です。おいしいんですけどね。
シナノスマイル
その名のとおり長野県で生まれた品種です。
- 大粒で赤色の皮はやや厚いですが、むきやすく、巨峰のような香りがします。
- 糖度は18~20度で果汁を多く含み、甘味が強く、酸味は少ないため食味に優れています。
シナノスマイル、めっちゃ美味しいです!
巨峰が好きな人にはおススメ。
皮離れがいいので、少し皮をむけば果肉をチュルっと吸うように食べられます
サニールージュ
こちらも長野県生まれの品種です。
- 22~23度と高い糖度の種なしぶどう。
- 果肉がしっかりしていて皮離れもよいのて食べやすい。
デラウェアのような味で、デラウェアだと小さくて食べるのが💦の悩みを解消してくれるサニールージュ。
皮離れが良くて手が汚れにくく、小さなお子さんはとっても食べやすいと思います。
ナイヤガラ
長野県塩尻市が主要生産地のナイヤガラぶどう。地元で愛されている品種です。
塩尻市では「ナイヤ」という愛称で親しまれています。
- 1粒の重さは4g前後と小さめの種ありぶどう
- 香りが強く果汁が豊富で風味がよく、生食はもちろん、ワインの原料としても利用されています。
今ではめずらしい種有ぶどう。
種の周りに酸味がある為、種を出すと酸っぱいです。なので地元の年配の人たちは種を出さずに丸のみで食べるんですよ!
皮の薄いブドウのため市場に出る事が少ない長野県に来なければ食べられない品種です。
「マツコの知らない世界」でマツコさんが召し上がっていました。
ハニーシードレス
こちらは長野県でも知っている人が少ないぶどうで、スーパーなどには出回らず、ブドウ農園直売所なので手に入ります。
- 1粒の重さは5g前後と小さめの種なしぶどう
- 香りが強く果汁が豊富で風味がよく、しっかりした果肉。
- 透き通るような黄緑色の実
名前のとおり「ハニー=はちみつ」のような濃厚な甘さで皮離れがよくチュルっと吸うように食べられます。
県外のお友達は、塩尻にきて初めてたべたナイヤガラとハニーシードレスの美味しさに感動していました。
長野県内の主な産地
長野県内でぶどうが作られている場所はたくさんありますが、主な産地は
・塩尻市
・須坂市
・中野市
・東御市
・松川町
・生坂村
中信地区(塩尻市)
長野県内でも特に 塩尻市 が直売所を併設するブドウ農園がとても多いです。ワイン用のぶどうを生産するワイナリーもたくさん!
そして、この地域でしか味わえないナイヤガラの生産地でもあります。
ナイヤガラは芳醇な香りが特徴。
9月中旬ごろの塩尻市のナイヤガラ畑周辺はとっても良い香りに包まれています。
ぜひ一度、この香りを体験してみてもらいたいです!
塩尻市内の農園ではナイヤガラのぶどう狩りも楽しめますよ。
東京からも名古屋からもアクセスが良く、毎年開かれる塩尻市ぶどう祭りの時期、週末はどの農園も大賑わいだよ
北信地域(須坂市・中野市)
北信地区の須坂市・中野市もぶどうの産地
特に大粒ぶどうのシャインマスカットとナガノパープルが主に栽培されています。
須坂市には農園直売所も多数あり、フルーツ狩りや新鮮なぶどうを直接購入することができますよ。
東信地域(東御市)
巨峰の生産量日本一を誇る長野県のなかでも、一大産地であるのが東御市。
年に一度「巨峰まつり」が開催されます。
巨峰ってみずみずしくて、さっぱりだけど芳醇な旨味があって、やっぱりぶどうの王様だなと感じます。
南信地域(松川町)
南信地域は中央アルプスと南アルプスの雄大な山々の間の大きな「谷」にはさまれた伊那谷と呼ばれています。
奥深き森や恵み豊かな里山の絶景がひろがり、とてもきれいな地域なのでぜひ一度は訪れてほしい場所です。
松川町は信州長野県の中でもトップクラスのフルーツ王国!
長野県の中でも比較的温暖な地域なので一年中おいしい野菜や果物を楽しむことができるんですよ。
その中でも一番有名なのはりんごや梨ですが、ぶどうも負けていません!
町を挙げてフルーツの普及に取り組んでいます。
直売所もたくさんあります。
旬の時期は?
ずばり!9月10日頃から9月下旬の約半月間です
ぶどうの旬はとっても短い!
ほとんどの種類のぶどうがこれにあてはまります。
早く収穫しすぎても味が乗っておらず、遅すぎるとぶどう自体が販売終了になってしまう。
ぶどうは日持ちしないので旬の時期に合わせて購入するのがおススメです。
シャインマスカットや巨峰は
比較的長い期間(9月上旬から10月上旬くらい)美味しくたべられます。
おいしいぶどうの見分け方
どのぶどうにも共通する一番分かりやすい見分け方は軸の色。
収穫仕立てのものは下の写真のように軸が緑色です。
収穫してから時間が経つと下の写真のように軸が枯れて茶色くなっていきます。
軸が茶色くなったものは鮮度が落ちてぶどうのハリやツヤもなくなり、実がブヨブヨに。
ぶどうは収穫後、追熟して甘くなることはありませんので、収穫したときが一番美味しい状態です。
ぶどうの旬、9月から10月上旬に茶色い軸のものを買うのはおススメしません。
おわりに
北から南、長野県内どこでも美味しいぶどうに出会うことが出来ます。
食欲の秋。ぶどうに、梨、プルーン、洋ナシ、柿、栗、りんご。
この季節、フルーツがありすぎて果糖の取りすぎが気になってしまいます💦
が、旬のものは旬に食べるのが一番!
長野県でおいしいフルーツをたくさん食べましょう♪
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